長野県下條村で放し飼い養鶏やってます。日々の出来事、思ったことをつらつらと。。。

海の放射能汚染

最近、あまり大きく取り上げられることは無いけど、東京電力福島第一原子力発電所からは事故から2ヶ月半のあいだ、ずっと放射性物質を含んだ水が垂れ流されている。

それだけじゃなくて、途中、汚染水を意図的に放出してるし。

国や東電は「海は広いから拡散して薄まる」と言ってるけど、それはこれまでの報道を見てると「願望」でしかないことは、ちょっと考えればはっきりわかる。

海洋汚染についてもこの「願望」法則が適応されてしまった。

グリーンピースの海洋調査結果がこちら
http://www.greenpeace.org/japan/ja/earthquake/monitoring/3rd/
調査について全容が書かれてるけど、5月26日に発表された会見の動画や調査結果が下の方にプレゼン資料として載ってる。

これによると、ヨウ素は海草類でとてつもなく高い。お魚や貝は比較的少ないみたい。
セシウムは全般的に高く、「暫定の」基準値でさえ上回ってるところがたくさん。

京都大学の小出先生は31日の種まきジャーナルというラジオ番組で、通常なら1kgあたりでは検出されないはずと、発言されていた。(まとめサイトはこちら

番組中で、水産庁が「放射性物質は蓄積しない」という事を紹介されていたが、くわしくはこちら
この根拠としては(セシウム137に限定して)、
・放射性物質は、水銀や有機塩素化合物などと異なり、食物連鎖を通じて魚体内で蓄積しつづけるわけではない。
・魚体内中に入った放射性物質は、体外に排出される。
・海中に入った放射性物質は希釈・拡散され濃度は、非常に薄くなる。
・大量に海中に入った放射性物質は、凝集沈殿したり、懸濁物に吸着し海底に運ばれる。
・海底に沈殿した放射性物質は、魚に対して大きな影響を与えない。
ということだそうだ。

でも、裏を返せば海底には放射性物質がたくさんあり、それは生態系の活動によって浮遊したりする可能性は高い。
また、海底部分に生える海草や、ヒラメ、カレイなどの低いところに住む魚介類は高濃度になり、それを補食する魚は高い値となるはずだ。

そして、最大の反論だけど、水産庁の仮定には「魚が住む海がきれいであれば」、という事が大前提であるように思える。
セシウムはすぐ排出されるかもしれない。けど、どのようにして排出されるかを考えると、いわゆる排便が一番多くなると思う。

これは、すぐ沈殿するかといえばそうではないし、浮遊しながら色んなところへ行く。途中、微生物にも分解・拡散される。
そうなると、排出したとしても、まわりには放射性物質が浮かんでいるので、また、同じだけ取り込んでしまうんじゃないのか?

となれば、「一定値以上は蓄積しない」けど、きれいな海の魚介類よりはたくさん含んでいますよということでないのか?

こういうことをはっきりと説明しないと意味がないと思うのだが・・・国民が自分で知恵を絞って解釈しろということか?

もう、海はだいぶ汚染されてしまった。徐々に薄まってる(裏を返せば汚染が広がってる)とはいえ、安全とは言えない状態だろう。

大好きな魚介類が食べれなくなってとても悲しい。
美しい海と、美味しい魚介類を返して欲しい。


追伸、先輩農家からの紹介WEBページ
水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと

ちゃんと科学的に考えられてると思う。
途中セシウム137の説明のところで、イギリスのセラフィールド再処理工場から80年代に放出されたセシウムがまだ検出されているとのこと。
生物濃縮についても濃縮率というか、具体的な数値を挙げられているので参考になると思います。

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