床の調整をしてみたり、餌の配合を変えてみたり、餌の量を変えてみたりと試していますが、だんだんと悪くなっていく一方でした。
まぁ、この時期は暑さによって、ニワトリがバテて産卵率が下がるのは一般的なんですが、それにしても下がるなぁと思ってたんです。
で、今日、床を丁寧に調整していて、ふと止まり木を見ると、灰色になっている場所が。
あれ?カビ?それにしては変だなぁと思ってよく見ると、ワクモというダニのような小さな虫がたくさんいました。
ワクモというのは、吸血性のダニの一種で、野生の鳥についていて、ニワトリを飼育しているとどこからかやってきて、この時期(場所によっては4月くらいから、暖かくなったらということでしょう。)に大繁殖します。
一般的には薬を使ってやっつけるのが一般的ですが、65℃の温水をかけたり、物理的に防除するのもあるそうです。
で、もちろんウチでは薬は使いたくないので、別の方法を考えます。
4部屋を確認してみると、同じ建物内の3部屋のそれぞれの止まり木に存在が確認できました。
去年は1部屋のみだったので、こんなに繁殖したのは初めてです。
こうなってくると、一気に一網打尽にできる薬の誘惑にかられます(笑)
で、去年だと動噴(動力噴霧器)で吹き飛ばして、唐辛子アルコールと薄く木酢液を混ぜたものを噴霧してという対応で完了してましたが、今年は3区画もあるので、アルコール類の金額がバカになりません。
うーんと考えて、思いついたのがこいつ。

バイクツーリング時代の遺産、イワタニの「カセットガスジュニアバーナー」
ガストーチが無いので、これで代用します。久しぶりに押入れの奥から引っ張り出しました。
このバーナーで炙って、熱の届く場所にいるものをやっつけていきます。

ゴーっと豪快に燃えてくれます。
止まり木も少し焦げたり、煙が出たりしましたが、燃えることはありませんでした。(笑?)
ガストーチは先が細いので面積当たりの熱量はありそうですが、こちらのはそれなりに面積が広いので、広範囲を炙ってくれます。
そして、お次は動噴。

晩秋に使ったので、半年以上ぶりです。
エンジンは順調。
ホースも、ジョイントのパッキンも痛みは無く、準備万端。
いざ圧をかけて噴射しようとしたら・・・

まさかの破損個所。ここから激しく水漏れ。
なんとまぁ、まさかの凍結?破損。
でも、これが使えないとワクモをやっつけられない(=産卵率が下がる)ので、とりあえず応急処置です。

ホース、ホースバンド、はさみ、ペンチ

割れ目に切ったホースを当てて、ホースバンドで締め付けます。
漏れはありますが、とりあえず使えるようになったので、壁の網と、産卵箱、止まり木をまんべんなく埃や汚れ、もちろんワクモを落とすように吹き付けていきます。
漏れがあるので、びしょびしょになりながらの作業でした。
全部が終わると、乾くのを待ちます。
産卵箱は乾くのが遅いので布で拭きました。
そして、最後に薄めの木酢液を手押しタイプの圧力噴霧器で吹き付けていきます。
木酢液には殺虫作用はほぼありませんが、忌避効果があるのは確認されているので、止まり木にあまり来ないようにとおまじないです。
全滅させるのは不可能なので、絶対数を少なくなるようにして付き合っていくしかないですね~
自然とはそういうものでしょう(笑)
本当は、今日は別の作業をするつもりでしたが、産卵率に関わってくるので、こちらを優先してやりました。。。
うーん、なかなかやりたいことが進まないですね。